治療計画がすごい!
歯科治療では、治療計画がとても大事になります。お口の中は人それぞれ。むし歯の歯があったり、歯周病になっていたり、歯がないところ、親知らずが斜めに生えていたり、痛みはないけど前歯の見た目が気になる、あごが痛い・・・・・などなど、症状は様々ですし、ひとつの症状でないことがほとんどです。では、どのような順番で治療していけばいいでしょうか?患者さんの気になるところからでしょうか????
私、院長・佐藤浩史は東京医科歯科大学の摂食機能構築学分野(現:部分義歯学講座)に在籍していました。わかりやすくいうと、部分入れ歯の専門ということになります。
部分入れ歯とは、歯がなくなったところに入れ歯をいれて治療することです。 「え、じゃあ、むし歯や歯周病、親知らずとかと全然関係ないじゃん!私には歯がなくなったところはないからなあ。」と思われた方いませんか? そうですよね、そのように思われるのが普通かもしれません。でも実は、部分入れ歯の専門分野ということは治療計画を立てる専門分野でもあるのです。
歯は全部で28本あります。部分入れ歯の対象となるのは1本歯がなくなった方から1本しか歯が残っていない方までとなります。実に2の28乗通りとなります。また、歯の状態もそれぞれ異なるのでいろいろなことを診査して治療の順番や最終的にどのような形にするかなどを決めていきます。
例えば、治療中の仮歯がしょっちゅう外れる。治療中噛む所がない。入れ歯が出来上がるまで前歯がないのを我慢するように言われた。インプラントを入れる本数が予定より多くなった。差し歯などの被せ物がすぐに合わなくなった。などなど
このようなことは治療計画をうまく立てると回避できることがあります。治療前の診査や最終的な形がきちんとイメージできているかが鍵です。また、お口の中の全体的な治療計画だけでなく、ひとつの歯についてもどのような順番で治療すればよいかで予後が左右されます。
当院では院長を始めとして複数のドクターで診療に臨んでいます。治療に際してはあえて担当医制をとっておりません。院長が全ての患者様の治療計画に携わり、それに応じて治療を行なっているからです。先ほどからの説明にあるとおり、歯科治療においては治療計画が重要だからです。ヒロ歯科クリニックでは患者様全員を院長が担当していると言えます。