インプラント1次オペへの心構え パート1
足立区・西新井の歯医者・ヒロ歯科クリニック院長です。
インプラント治療にとって、インプラントフィクスチャー(本体)埋入をする1次オペが一番治療時間がかかり、患者さんにとって不安な治療でしょう。そこで、今回は1次オペを行うにあたりオペを受けられる患者さん自身が、前日までに準備することやこころがまえなどについて説明します。
<前日まで>
○オペ日決定
インプラントオペの予約は、その後1週間位手術部分が腫れる可能性を考えて予約をとって下さい。必ず腫れる訳ではないのですが、手術直後の日程に重要な予定があり、腫れたりしていると困る事も考えられるからです。また、オペ日翌日には消毒に来ていただきますので、オペ日翌日の予定も考慮してください。
○体調の維持
インプラントオペ日は、体調万全で迎えたいものです。手術は軽い症状(鼻やセキ)ぐらいなら可能ですが、熱があるようなカゼをひくと延期となってしまいます。そして、軽い症状でも術後治りが悪いとか、術後症状が強いとかのデメリットもある為、すこしでも体調が悪い場合は早めにご相談ください。インプラントのオペは準備にも時間と費用がかかっているため、当日キャンセルだとキャンセル料が発生してしまいます。ご了承ください。
○不安をなくす
インプラントオペを受けるにあたって、疑問点やわからないところは全て解決するようにしましょう。もちろん、インプラント治療を決定までも説明をしますが、いざやると決めると色々と疑問点が出てくるでしょう。疑問点や不安な点ができたらためらわずに相談してください。不安を取り除いた状態でオペに臨みましょう。
<前日>
○オペの不安
前日の注意として、まず体調維持のため “早く寝る” という事です。その為にも平常心でいる事が良いのですが、やはり前日の夜が一番不安になるものです。人間初めての物には不安を覚えるものです。まして “オペ(手術)” という言葉は重みがあります。でも、歯を抜くという事もオペの一つです。つまり、インプラントをする人は通常歯を抜いた事があるので、オペの経験があるということです。過去に親知らずの抜歯をした患者さんではインプラント1次オペの方が楽だったとおっしゃる方もたくさんいます。、インプラントを特別なものと考えすぎない事も必要です。
○痛みの不安
痛みを心配する人も多いと思います。オペ中は局所麻酔をして行われるので、通常痛くはありません。確かに効きが悪い事もありますが、そういう時はすぐ麻酔を追加します。つまり「痛いけど我慢して下さい」ということはインプラントオペではありえないので、怖がらないでオペを受けて下さい。
○オペ結果の不安
オペ後、インプラントがうまく生体と合うかどうか心配な人もいます。「インプラントがうまくくっつかなかったらどうしよう・・・」 と不安がる人もいますが、うまくいかなけば無料でもう一度やり直しします。インプラントの特長としてうまくいかない場合(骨と結合しない場合)はオペ後早期でわかるので、いつまでも心配する必要はありません。また、現在のインプラントは大変性能が良いので、インプラントが骨にくっつかないという確率は低いと思って下さい。