足立区・西新井の歯医者・ヒロ歯科クリニックの院長です。

最近、ヒロ歯科クリニック来院の患者さんでも顎関節症で悩んでいる患者さんが増えています。今回は顎関節症について説明します。

日本顎関節学会の定義を分かりやす癖解説すると、「あごが痛い」「あごが鳴る」「口が開けづらい」などを主な症状とする慢性的な疾患のことで、原因はいくつかあり状態も異なりますがその病態をまとめて顎関節症と呼ぶとしています。

軽い症状を含めると日本人の二人に一人は何らかのあごの異常の経験があるのではないかとも言われます。しかし、自然に治るものもあり、必ず悪化していくという疾患ではありません。しかしまれに重症になると手術が必要となったり、症状もめまいや痛みなど全身に及び、開口障害により食事の摂取が困難になったり精神的にも影響を受けるなど、日常生活に支障をきたすほどの症状に苦しむ患者さんもいらっしゃいます。

子供~高齢者まで幅広くみられる病気ですが、年齢では10代半ばから増え始め20~30代がピーク、女性は男性の2~3倍という報告があります。なぜ女性が多いのかはよくわかっていませんが、女性の方が筋肉の緊張やストレスに対して感受性が高く、痛みに敏感で健康に対する関心が高い、また、男性よりも骨格や靱帯が弱い、女性ホルモンに関係がある、などの説があります。

年齢的には、10代半ば頃から増加するのは歯や骨格が成長し大人になる時期であること、精神的にも思春期であり社会的な生活も複雑になるため、また30代以降は来院患者数が減少するのは顎関節の変形はあってもそれに慣れてうまくつきあえるようになるため、などといわれます。

ヒロ歯科クリニックでは、あごが痛いのだが診てもらえるかという電話での問い合わせがあります。もちろん診ますよ!お気軽に電話にて予約ください。

 

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